【リテイク】1/1000 宇宙戦艦ヤマト 2202 Vol.5 (リカバリー&完成)

宇宙戦艦ヤマト

前回投稿のいろんな失敗

エアブラシでのトップコートの失敗を発端に、いくつもの二次被害を引き起こしてしまいましたが、何とか完成までもっていきたいので、製作は続けます。

まずは破損部品の修復

艦底のアンテナを折ってしまったので修復します。プラモデルの接着といえばタミヤセメント。ですが硬化までに時間がかかるため、小さな部品にタミヤセメントを塗布してその状態を保持しておくのが難しく、うまくいきませんでした。

次に瞬間接着剤を試しましたが、こちらは速乾性で一旦は固定され、くっついたように見えても触るともろくすぐに割れます。接着面積が少ないためだと思われます。

ということで次に試したのが所有していたタミヤパテ(ラッカーパテ)。これは粘度が高く、乾燥もそれなりに早いので一旦は固定されましたがやはり継ぎ目がもろく、触ると壊れてしまいます。

はい、次!次は以前アンドロメダを製作したときに合わせ目の豪快なずれや隙間を補正するために作ったランナーパテです。タミヤセメントがかなり揮発しており、カチカチになっていましたがタミヤセメントを足して何とかドロドロの状態にしました。あまり柔らかいと固定できそうになのでかなり粘度は高めの状態です。

ランナーパテ乾燥中。
仕上がり。

何とか固定はできました。乾燥・完全硬化までかなり時間はかかり、1週間おいても指で触ると動く状態(割れることはなくグラつく感じ)。結局この上から瞬間接着剤で硬化させ、完全に固定することに成功しました。

完全に接着・固定できたので赤のラッカー塗料とつや消しクリアー(失敗の遺物も少しは役に立った…)を筆塗りし、ウェザリングを施して馴染ませました。これにて修復作業は完了。てこずったが何とか形にはなったかな。

今度こそ、完成に向けて

全体的に白化してしまったリカバリーのため、キッチンマジックリンでトップコートを落とす過程で、

上半分(甲板、艦橋、砲台)=塗装やり直し

下半分(艦体グレー・赤の部分)=白化は改善されつつ、つや消し感は何となく残った

ということで上半分のラッカー塗装をMr.カラー No.514 「ジャーマングレー”グラウ”」でやり直しです。もともとつや消しの塗料だし、エアブラシ塗装なので下半分との質感の統一感は損なわれませんでしたので、つや消しクリアートップコートは施施さないことにしました。

せっかく筆塗りした艦橋後部の休憩展望室と探照灯の透明っぽい塗装もやり直しです。ここはスカイブルーと蛍光グリーンを適当に混ぜました。

ようやく完成

今回のリテイクでやりたかったこと、①艦底の完全な合わせ目消し、②パネルラインシェーディングはある程度のクオリティで達成できたのかな、と思っています。

写真ではグレーが強い色調ですが、実物はちょっと青みがかったグレーで、もっと濃いです。狙って買った「ジャーマングレー”グラウ”」はいい色出してます。(もう少し明るめでもいいけど)

アップ写真を見るとそれなりにウェザリングで汚れているのは確認してもらえると思いますが、引いて撮った全体写真はあまり汚れてないように見えますかね。

付属のコスモタイガーも1cmほどの大きさですが、緻密に筆塗りで何とかやり切りました。拡大鏡は絶対必要。

新たな課題も

ただ、新たな課題も出てきました。はい。エアブラシによるトップコートです。いちいち缶スプレー買ってらんない、という費用面の部分と、細かい調整ができず勢いでシューーーっと吹かなければいけない使い勝手の部分の両方で、必ず習得したいのですが、これはまた別の機会にいろいろ試してみたいと思います。

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