筆塗り塗装…
塗装の筆塗りには練習が必要。自分は苦手ですが、うまくやるための道具もある。例えばリターダーというもの。詳しい説明は他の方がたくさん記事にされていますので割愛しますが、簡単に言うと、塗料に加えることで塗料の乾燥を遅らせて筆ムラをなくし、塗装をきれいに仕上げるというもの。試してみましたが、劇的に簡単になったり手間が省けたり、楽をして上手くなったりするわけではなく、やることは同じです。複数回に分けて重ね塗りをする、重ね塗りの間隔はちゃんと乾燥するまで時間を空ける、は必須。自分は週末に数時間、プラモデルに時間を使う感じなので、乾燥時間を長く待たなければいけないのはネックでした。とはいえ、エアブラシ塗装はもっとハードル高そう。難しそうだし、導入機材も高額だし、マンション住まいなので作業場所もないし。経験と練習を積んで筆塗りを何とか克服するしかない、と思っています。
偶然にもエアブラシを入手
遊びに行った親戚の家でのこと。整理・処分するために不要品がまとめて雑多に置かれている物の中に、エアブラシを発見しました。どうやら使われておらず、家主も何か分からない、といった様子。おそらくすでに独立して家を出た子供が昔購入したもののよう。どうせ処分するからいるものがあれば持って行っていいということだったので、使えるか、使いこなせるか、分からないけどとりあえずいただきました。しかもコンプレッサー(ACアダプター、ホース付)も。
- エアブラシ:BONNY Corporation Richpen APOLLO -112B (ノズル口径 0.2mm)
- コンプレッサー:BONNY Corporation Personal Compressor Model PC-15
見てお分かりの通り、かなり古そう。それに上記の情報をインターネットで検索してもピンポイントの情報が見つからないんです。プラモデル用に使えるのか?塗料を入れるカップが小さいので違うのか?性能、価格、よく分かりません。ですがせっかくなのでダメ元で使ってみることにします。
エアブラシ塗装に必要なもの
エアブラシ(ハンドピース)、コンプレッサー、ACアダプター、エアーホースはただで入手できたので、その他必要なものをインターネットでチェック。パーツを保持する持ち手と、それを乾燥の為に並べておく塗装ベース、エアブラシスタンド、あと塗装ブースが必要でした。
プラモデル製作を始めるときのポリシー:いつまで続くか、いつまでやるかも分からないので、導入コストは極力抑える。それも今回はエアブラシ塗装。使えるかどうかも全く未知数のためなおさらここに多額の初期導入コストはかけられません。ということでインターネットをフル活用し、安く自作できるものは作ろうと思います。
持ち手と塗装ベースを自作
持ち手と塗装ベースは先人たちの知恵の通り、100均で揃うもので自作しました。目玉クリップ、ワニ口クリップ、竹串で持ち手を、猫の爪研ぎで塗装ベースを作ります。
竹串の尖ってない方の端を削り、少し細くします。
細くした方をクリップのばねの下に差し込みます。
マスキングテープでぐるぐる巻きにしてガチガチに固定します。プラスチックパーツを保持するには十分な強度は確保できます。
完成図。同じ要領で作ったワニ口クリップ版も一緒に。ワニ口クリップは電子工作などでリード線を「噛む」ためのもので、大手100均で買えました。どこの店舗にでも置いてあるものではなく、少し探しました。
この持ち手を挿しておく塗装ベースは、これも100均で買ってきた猫の爪研ぎのまま手を加えてません。それなりの重量感と安定感があるのでパーツを保持した持ち手を挿したときに倒れてしまうようなことはないと思います。
クリップの数だけ作ってます。ワニ口が8個と目玉が10本。この本数と塗装ベースすべてを市販品で揃えたら2千円以上はしますが、費用は5百円ほどで済みました。
塗装ブースは諦め…
室内でエアブラシを使用するなら塗装ブースは必須だと思われ、調べてみるとそれなりのものを買おうとすると1万円以上はする。塗装ブースは諦め、ベランダ(屋外)で空き段ボールに向かって吹き付けることにします。天気や季節によって作業が限定されてしまいそうなのは微妙ですが今のところよい案がありません。
エアブラシスタンドを考案w
エアブラシスタンドは、試行錯誤の結果、使わなくなったレゴと大きめの目玉クリップを組み合わせて作りました。コストセーブ。
ちょうどいい感じに、ブロックを挟んだクリップの取っ手の間にハンドピースが収まりましたw。ノズルを上に渡したバーで抑えることで手前にひっくり返って脱落することもありません。これで十分じゃないか。
これも市販品を買えば1,000円はするものですが、今回の案は費用かかってません。
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