[メカコレクション]アンドロメダ

宇宙戦艦ヤマト

地球連邦アンドロメダ級一番艦アンドロメダ

宇宙戦艦ヤマトを好きになった入口は「ヤマト」なのですが、戦艦として一番好きなのは「アンドロメダ」だったりします。その造形、存在感、戦闘能力、カッコイイです。アニメではコンピュータ自動制御された血の通わない戦艦で、生身の人間が操縦するヤマトにはかなわない、というちょっと残念な描かれ方になっていて、もっと活躍するシーンが見たかったです。

いつかはアンドロメダの大きいキットも作りたいと思いますが、その練習のためこれもメカコレでお手軽に購入ができるのでやってみました。というか、メカコレばっかりですね。。。

塗装には細部にこだわり

塗装:艦体基本色は無塗装。このキット自体いい色してますので。塗装したのは下記の部分。

■甲板:ウッドブラウン
Mr.カラーのNo.43です。宇宙戦艦ヤマトから一貫してこの色を使っています。ちょっと明るめの感じかもしれませんが汚すことを考えたらいいぐらいかもです。そもそも「宇宙戦艦」なのに木材の甲板なわけはないのですが、艦体色と一緒だと味気ないので、個人的にはこれが好きです。

■艦橋、主砲側面、艦首、艦体下部の星間物質吸収孔(というらしい):薄いクリーム色
自分で調色しました。納得する色に仕立てていくうちに、塗装パーツ面積は少しなのに塗料が膨れ上がっていくのは、まだ感覚が育ってないからなんでしょう。

■艦橋窓:黄緑色
まずは艦橋の一番上の部分を薄いクリーム色で塗装し、十分に乾燥させた後に艦橋窓部分一帯に黄緑色を塗り、窓枠を綿棒で拭き取ります。細くて深いモールドになっているので黄緑色は残ったままです。

■艦橋側面/後方のスラスター:赤/黄色
ここは非常に細かい部分の塗装になるのですが、こだわって塗りました。スラスター噴射口は赤色で中心部分は黄色ですが、小さいものは直径1mmにも満たないところです。幸い単純な円形なのでチョンってするだけで何とか塗れました。

■拡散波動砲口:赤/黄色
ここも波動砲発射口全体は赤で、中心部分のみ黄色です。奥まった部分の塗装になるのでここも難しかったです。

■メインエンジン/補助エンジンノズル:濃いグレー/赤
塗り分けが難しかったです。マスキングテープで細かくマスキングする必要がありました。曲面なので単純ではなく緻密な作業が要求されましたが、ここも何とか納得いく形で塗ることができました。

塗装する面積が小さかったので筆ムラを気にしなくてよく、かなりこだわりを持って塗装することができたと、初めて塗装で自画自賛したいものになりました。

ウェザリング「ウォッシング」に初挑戦

ウェザリング(Weathering)=模型において使い古された質感を表現する技法の1つです。Weather(ウェザー)は天候を意味する英単語ですが、動詞では風化させるとか、外気にさらす、といった意味もあり、そこから来ているようです。そのウェザリングの1つに、ウォッシングという方法があることを知り、初挑戦してみました。

使い古された質感を再現するのにウォッシング(Washing)=洗浄??といことでご多聞に漏れずイメージが繋がりませんでしたが、一度全体を汚してから洗う、ということのようです。そうすることで1トーン落ち着いた風合いが出せたり、汚れの落とし方によっては経年による使用感が表現できたりするようです。

全体を汚すのは、Mr.ホビーのウェザリングマスター(マルチブラック)を使いました。定番らしいです。ここで活躍するのが、最初に塗装をやってみようと思った時に、ラッカー系塗料と一緒に買ったタミヤのエナメル溶剤です。まだ塗装や塗料の知識ゼロの時にラッカー系塗料の希釈用に間違えて買って、今まで使うことがなかったのですが、無駄にならず出番が回ってきました。

同じブランドのMr.ホビーのウェザリングカラー専用うすめ液があるので、本来はそっちを使った方がよいと思いますが、無駄にしたくないので使います。

Mr.ウェザリングカラーは、そのまま使えるようにすでに希釈されています。筆を瓶に突っ込んでそのままキットへベシャっと塗ります。大きめの筆で黒い塗料を容赦なく全体にまんべんなく塗りたくるのは、最初はためらいますが途中から踏ん切りがつきますw。小さいキットなのであっという間に全体を汚せてしまいます。

そしてまだウェザリングカラーが乾ききる前から綿棒を用いて縦(重力)方向に拭き取っていきます。綿棒だけでは完全に塗料が落とせるわけではないので、ある程度残ります。それが落ち着いた風合いを表現したり、ふき取る時にきれいにまんべんなく擦るのではなく、部分的に残すようなふき取り方をすると、雨だれの汚れのようになります。どんな風にどの程度ウェザリングカラーを落とすか、残すかは自分の感性?でしょうか。経験もいると思います。拭き取る時にエナメル塗料用の溶剤を綿棒に含ませてやればウェザリングカラーはきれいに落ちます。

それなりに満足な出来栄え

ホントに細かい部分までモールドが入っているのでスミ入れした後の引き締まり方が素晴らしいです。初挑戦のウォッシングは、もっと汚れを残して使い古した感を出すんだと思いますが、今回は全体的にワントーン落ち着いた色に仕上がった程度。でも、それもいい。最後は艶消しのトップコートを吹きました。いいんじゃないかな、と思います。自分の技術ではなくキットが素晴らしいからw。ますます大きなアンドロメダを作ってみたくなりました。

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