メカコレで基本を練習し、いよいよ本番のつもりで取り掛かります。とはいえ、まだまだ技術は足りないのでいちいちインターネットで調べながら進めていきました。まず最初にやりたかったのは「合わせ目消し」と言われるもの。
パーツの接合 (合わせ)
合わせ目とは、パーツを組んだ時にできる、実物にはない不自然な接合部のことで、実物に近づけてリアルに作るためにいかにこの接合部(線)を消してやるか、その消し方の技法のことを「合わせ目消し」というのだそうです。2017年に発売された本キットは昔と違いかなり精度よく作られているのと、もともとパーティングラインやモールドに合わせたパーツ割りがされているので、そこまで不自然な接合部が現れない作りになっているようです。
挑戦しようと思ったのは艦底(裏側)です。合わせ目消しにもいくつかやり方があるようでしたが、一番基本と思しき接着剤をはみ出させるやり方です。おおよそ下記の感じです。
- まずはパーツを切り出してきれいにゲート処理をする(基本中の基本)
- 合わせたいパーツの接合面の両方にたっぷりと接着剤を塗る。盛り上がるぐらいしっかり載せる
- パーツを合わせ、ぎゅっと接合する。力いっぱいくっつける
- するとたっぷり盛ってあった接着剤がムニュっとはみ出す
- 完全に乾くまで放置。できれば大きなクリップなどで挟んで固定し、一週間ぐらい置く
最初は接着剤をはみ出させることに抵抗ありましたが、このムニュっと出るのが重要みたいです。初めて知ったのですが、タミヤセメントなどの接着剤はプラスチックを溶かしてパーツ同士をくっつけるのだそうです。なので乾いた後は一体のパーツのようになるということなんでしょうかね。考えた人すごい。
合わせ目消し
ということで、その模様です。やった後で、ここって実物は接合部はないんだろうか?鉄板を合わせるわけだから、こんな湾曲した一枚板のはずがなくて、ここには接合線が見えるのが実は自然かも?と思ったりしましたが、もう遅いですw。やったからにはしっかり消したい。接着剤はもっとたっぷり塗ってもっとはみ出させても良かったです。
完全に乾いたはみ出し部は、デザインナイフで粗削りし、あとはやすりで磨いていきました。やすりの番手は#400→#600→#1000で徐々に細かくしてきます。
結果は写真ですが、うーん、、、どうでしょう。しっかりくっついてはいるようですが、線は確認できます。室内灯を反射させてみると、陰影はなく平坦にできたと思いますが、合わせ目(線)は消えません。
塗装をすれば当然この線は隠せると思いますが、無塗装ではこの辺が限界なんでしょうか。自分の技術が足りない、というのは当然そうです。でも、上達すれば線すら消せるまでになるのか。今のところの自分の結論は、「接合部を平坦にはできるけど線は消せない。これを完全に消すには塗装しかない」と思ってます。ぜひ上級者のアドバイスをいただきたいところです。
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