1/700 アンドロメダ (Vol.01)

宇宙戦艦ヤマト

大きいアンドロメダのプラモデルを作りたいと思い調べたところ、最近では2017年に発売された、「1/1000 地球連邦 アンドロメダ級一番艦 アンドロメダ ムービーエフェクトVer.」というのがある。定価は税抜で12,000円。これも電飾やサウンドのエフェクトが付いている高級プラモデルです。いつかはこれも作りたい!と思いますが、1/350 宇宙戦艦ヤマトで自分の未熟さを痛感したところなのでまだ手は出さないでおきます。これは集大成に取っておくとして、今は別の比較的安価なキットで修業を積むことにします。

旧キットの1/700 地球防衛軍旗艦 アンドロメダ

修行用のアンドロメダをネットで探し、これにたどり着きました。パッケージの絵から想像できるようにかなり古いキットのよう。インターネットで調べてもはっきりとした発売日が分からないぐらい昔のようですが、同梱されている組み立て説明書に1980と記載がありました。当時の定価は税抜きで1,600円。1/700の大きさのキットにもかかわらず格安です。それをメルカリで1,750円で購入できました。本来であれば定価以下で購入したかったところですが、少しずつ転売による価格高騰の影響を受けている感じです。

約45年前のプラモデルはというと、スナップフィットではなく、接着剤を使って組み立てるキットです。自分が知っている少年時代のプラモデルはこの感じで、小さな接着剤のチューブが入っていて、その口の先をちょっと破って使ったものです。子供時分でその感じの製作作業はかなりハードルが高く、指に接着剤を付けてしまって、その指でパーツを触って汚して、、、という思い出があります。

パーツ割りもモールドもディテールもあまあまです(バンダイさんごめんなさい)。拡散波動砲発射口とメインエンジンノズルは発光可能な作りになっているのですが、説明書ではムギ球(別売)で記載されています。

説明書からは1980年製(上部赤枠)であることがうかがえる。購入したものは2000年に再販されたものか(下部赤枠)

ちなみに、ちょっと新しめのパッケージのものもありますが、これは劇場版「宇宙戦艦ヤマト 復活編」が2009年に公開された時にパッケージが新しくなったのみで、おそらく中身は同じものだと思われます。

初めてのランナーパテ

今まで製作したものは、比較的最近のキットで元々精度が高く設計・製造されているので悩むことはなかったのですが、これは勝手が違いました。メインの艦体が上下半分で分かれているのですが、合わせてみたら1~2ミリのレベルで段差がありました。45年前の技術は精度が高くなかったこともあるかもしれませんが、ここまでずれてしまっているのは経年による変形が主要因かな、と思います。

この合わせ目というよりズレをいかにきれいに消すか、、、これもインターネットで調べてみるといくつか方法はありそうでした。今回選んだのは、今持っている道具たちでできそうな「ランナーパテ」です。ランナーパテの詳細はいくらでも調べられるのでここでは割愛します。

Mr. カラーの空き瓶でいい感じに作れたので、段差にモリモリと塗りたくりました。若干粘度が低めだったので流れ落ちないように塗布面を上にして乾かします。1週間以上は乾燥・硬化させる時間が必要みたいです。中途半端な乾燥状態のうちに触るとまだ硬質ゴムとかTPU (熱可塑性ポリウレタン)のような感じです。

パテの切削・合わせ目消し

完全に乾燥させた後に待っているのがランナーパテを盛った部分の切削と平滑作業ですが、広範なのと硬いのとで、手を焼きました。基本はデザインナイフで粗削りして、紙やすりでならすんだろうと思いますが、突起ではなく隆起している尾根を削るのであまりうまくいきませんでした。手持ちのツールをいろいろ試しましたが、最終的にたどり着いたのが、新たに購入したMt.ホビーの「Mr.バリ取り棒G」です。

このMr.バリ取り棒Gは、カンナ掛けの要領で平滑に薄く削いでいくようなイメージで、硬いプラスチックでも問題なかったです。3mm幅の刃先で削りたい箇所をピンポイントに狙えるので、余計なところまで削ることもなく、今回の使用目的はもちろん、他にもいろいろ使えて、いいツールに出会ったなと思いました。

平滑化した後、細目紙やすりで磨きました。Before/Afterでお見せすることができず、いつもながら最終的な写真になりますが、エアブラシでの塗装まで実施して、今の自分にはここまでが精一杯でした。舷側の水平方向に線があるのが分かってしまいますね。それでも最初の2mmレベルでズレていた段差のことを思うと頑張った方だと思っています。

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