これで解決!?ヤマトを何色に塗るか問題
前回投稿ではサフ吹きまでを紹介しました。今回は塗装をメインに書いていきます。
まずはヤマトの艦体を何色で塗装するか。これって個人的にはかなり迷い、悩むところ。青っぽいグレー?グレーっぽい青?以前の製作では金属感を出したかったのでシルバーで塗装しました。これはこれで実写版の映画に違い雰囲気が出たので気に入ってはいますが、基本は青っぽいグレーなのかな、と思います。
じゃ、実際に塗る色はどうするか。自分は調色はしない派です。下手にこだわって調色したとしてエアブラシに足す塗料が足りなくなった場合や、後日もう一度塗り直さなければいけなくなった場合に同じ色を作れる自信がないので。ということでクレオスのMr.カラーの豊富な品揃えの中から合うものを探します。
目標にすべきは、以前発売されたヤマトカラーセットのNo.YC01「ヤマトグレー1」。これに近い色をクレオスHPのMr.カラーの色見本上で探していくつかピックアップしてみました。No.333の「エクストラダークシーグレー」は以前これだ!と思って使ってみたのですがちょっと暗すぎました。そこで今回選んだのはNo.514 「ジャーマングレー”グラウ”」です。
そしてキットの成型色に近いかもポイント。基本的には塗装をしなくてもよいように作られているキットなのでまさにその色こそがヤマトの色だという解釈です。どうでしょう。試し塗りをしたスプーンはイメージに近い青っぽいグレーです。実際のパーツでも試しました。下の写真の左半分は塗装していない成型色で右半分はジャーマングレー”グラウ”です。ほとんど一緒!求めていたのはこれだ!ヤマトを何色に塗るか問題解決!
この答え合わせはまた後ほど。
マスキングは細かく丁寧に
ここからはマスキング。まぁ、地味な作業なので特筆すべきことはありません。自分はこの作業嫌いじゃないです。細かい部分をチマチマと。マスキングを取った時のきれいに塗り分けされた塗装を見た時の達成感・爽快感を想像して丁寧に施します。
艦橋の窓(クリアパーツの部分)、舷側展望室の窓など。
パネルラインシェーディングに初挑戦
今回リテイクをすることにした2つ目の理由。パネルラインシェーディングです。インターネット情報の見よう見まねでやってみました。口径0.2mmのエアブラシを使って黒を吹きました。リメイクの2202版のキットは艦体にパネルラインが多く全部に引くと結構がっつり塗ったなー、という印象ですね。
パネルラインに沿って真っすぐ均一に塗るのが難しくよたよたしてますが、まぁ、それはそれでよしとします。初挑戦という割には特別なこともなく、これで終了。
艦体色(グレー)を塗装
ではNo.514 ジャーマングレー”グラウ”を塗っていきます。ーーーーあらら・・・?シェーディングが見えなくなっていく。。。サフのグレーを消そうと思うと、黒いラインもほぼ消されてしまいました。見る角度によっては何とか分かるレベルです。暗めの濃い色なので隠ぺい力が強かった、ということなんだと思います。急遽塗料に白を足してパネルラインの中央部をハイライトする作戦を決行しましたが、まぁあまり大胆になれず効果はあまり出せませんでした。
そのまま艦隊色(レッド)の塗装にすすむ
現時点ではグレー塗装の方には手を入れず、引き続き艦体下部の赤い塗装に進むことにしました。マスキングを上側(グレーの方)にやり替えて、赤は前回使って特に違和感なかった、Mr.カラー No.385 「紅色 (日本海軍機用) 日本海軍 国籍マーク色」 を塗っていきます。赤の方は若干隠ぺい力が弱めなのかシェーディングはちゃんと分かります。分かりすぎるぐらい。
今回のリテイクでやりたかったことの1つ目:艦底の合わせ目を完璧に消すこととそれによって消えたモールドのスジボリ、ですが、自分的には納得のいく仕上がりにできました。こっちの方は目標達成といっていいと思います。
仕上がりチェック:やはりグレーの方のシェーディングが分からん
マスキングを外し仮組してみて仕上がりチェックしてみました。やはり赤い法に比べて、グレーの方のシェーディングがほとんど分からなくなっています(上図参照)。シェーディングはMr.カラー No.2 「ブラック(黒)」を使っています。いわゆる真っ黒。なのでこれ以上強調できる要素はないのかな、と。であれば対応として考えられるのは2つ。
対策① 上から塗る塗料の色を少し明るめ(隠ぺい力弱め)にする
今回使ったのはMr.カラー No.514 「ジャーマングレー”グラウ”」ですが、その隣にNo.515 「ジャーマングレー”グラウ” (退色時)」というのがあります。見本色で見る限りNo.515より少し明るめです。実は買うとき、どっちにするか迷いました。ウェザリングをすることを考えると少し明るめの方が仕上がりのイメージが近くなる、というのは経験的に思っていることなのでそのパターンにするかな、と。
ですが、ここはこだわって決めた色で初志貫徹。No.514を買いました。まぁ、No.515を買っていたところで、シェーディングの黒が隠ぺいされなかったかどうかは分かりませんが。多分一緒かな。
対策② 厚塗りしなくてもよいようにサーフェイサーの上に一回塗装する
多分、正解はこっち?下地のサーフェイサーの明るいグレーを隠すためにそれなりにしっかり塗る必要がありました。結果厚塗りになってシェーディングの黒も消してしまいました。ということはサーフェイサーの明るいグレーをなくした後にシェーディングを施せばいいのかな、と。面倒だけど、サーフェイサー → いったん塗装してサーフェイサーを消す → シェーディング → 薄く塗装仕上げ。であればシェーディングを残しつつ薄塗りでとどめておくコントロールはできそうです。
ここでやり直さないのが自分ですww。この課題解決は次の製作で試してみたいと思います。
ということで、次からはディテール&ウェザリングについて書いていこうと思います。
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